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当店顧客のT様のスバル・インプレッサのカスタムがやっと完了しました!今回のカスタムは「235/40R17を収めつつしなやかに動く足を作る。」と言う、なかなか難易度の高い仕事でした。まず上記サイズのホイールを通常のGC8に装着すると、まず確実にフェンダーにタイヤが当たります。フェンダーを避けるにはキャンバー角を付けながら車高を下げ、減衰力を調整しないといけません。当然ですが、車高も減衰力もきちんと適切な数値にしないとまた当たります。適合するであろう数値にセットしてから実走テストをし、適合しなければまたタイヤを外して再セッティングと言う作業を繰り返して理想の数値を探し当てるのです。結局お預かりしてから約2週間の間、ほとんど毎日セッティングを繰り返していました。2週間ほぼ毎日インプレッサしか乗れない日々が続きましたがやっと理想のセッティングが出来て、T様がその仕様をとても気に入ってくれたので苦労した甲斐がありました。正直な話をするとコンピューターが進化した現代では、ここまで実走に拘る必要は無いとも言えるのです。コンピューターやデータ任せな数値に設定して取り付け、オーナー様が何か言って来たら「この車はこんなモンですよ?」で終わらせるお店は結構多いのです。最新の新車だったらデータ通りでも問題はほとんど無いかもしれませんが、当店がメインで扱っているような旧車は固体によって数値はバラバラです。そのため新車当時のデータはほとんど使えない場合が多いので、それぞれ実車に合わせたセッティングを出すのです。当店の顧客様は古い車に拘って乗っている方が多いので、当店もその拘りに応えるべく時間をかけてその車に最適と思われるセッティングをしてお渡しするのです。もちろん当店の顧客様じゃない方でも取り付けやセッティング作業は可能ですので、拘りの仕事をご希望される方はぜひお問い合わせ下さい。
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みなさんは「テスラモーターズ」と言う自動車メーカーをご存知でしょうか?アメリカのシリコンバレーを拠点に電気自動車を開発、販売している会社なのですが最近のラインアップがかなりスゴい事になって来ています。本当に個人的なイメージですが私はテスラを「電気自動車造っている会社。」としか捉えておらず、別にそこまで良いイメージも悪いイメージもありませんでした。しかし先日最新型のテスラ・モデルSP100Dの情報を見て、「これはスゴいメーカーなのかもしれない・・・」と考えを改めざるを得なくなりました。モデルSP100Dは全長×全幅×全高:4979mm×1950mm×1445mm と言うかなり大柄なボディで、車両重量は2241kgとメルセデスベンツ・S600ロングに迫る数値になっています。この重量を最大馬力612馬力、最大トルク98.6kgmのモーターで加速させるのですが、静止状態から100km/hまでの加速が2.7秒となっています。この数値を超える事の出来る加速力がある車と言うとフェラーリ・ラ・フェラーリやポルシェ・918スパイダー、ブガッティ・ヴェイロン等の1億円超のモデルくらいです。また、電気自動車の弱点の1つだった航続距離も613kmと初めて600kmを超えた距離となっているのもポイントです。価格も1704万円とそれなりの金額になっていますが、この内容を考えるとむしろ安いのではないでしょうか?もちろん自動運転システムや、ナビゲーションシステムと連動したエアサス等のテスラらしい装備も満載です。「電気自動車はイマイチ動力性能や乗り心地に疑問がある。」と言う私の考えはとっくに過去のモノになっており、今後の電気自動車の可能性と重要さを痛感させられました。こう言う記事を見てしまうと、ガソリンエンジンは本当に過去のモノにさせられてしまいそうでちょっと悲しいですね・・・
今年の1月にクーラント液の漏れが発覚して修理したスバル・インプレッサが、今度は別の場所からクーラント液が漏れて来たので再修理しました。以前はクーラント液の通るパイプ周りからの漏れだったのですが、今回はラジエターからだったので新品に交換して修理完了です。今回のようなケースは、古いモデルの車では日常茶飯事に起こる可能性のあるパターンです。一箇所が故障したのでそこを新品パーツで修理すると「直した箇所だけが圧力に耐えられるようになるので、今度は他に圧力のかかる弱い場所が壊れる。」と言う、イヤな追いかけっこが始まるのです。お店によりますが、この類の故障が起きた時に「冷却系が壊れたなら、冷却系をすべて交換する。」と言う方法を提案するお店もあれば、当店のように「とりあえず壊れた箇所だけを直して、次に壊れたらまた修理。」と言う方法を提案するお店もあります。当然当店も壊れた箇所を直す時に、一緒に交換出来るパーツはなるべく新品に交換をオススメしていますが、「冷却系が壊れたから冷却系すべて修理。」と言うのはお客様によっては金銭的に不可能な方もいらっしゃいますので、基本的には「壊れた箇所だけを修理する。」と言うスタイルを取っています。もちろん「怪しい部分をすべて新品に交換!」と言うのが1番良い事は良いのですが、そんな事を言っていたら古い車は全交換になってしまいます。そんな新車をパーツのみで組み上げるような事が出来る方はほぼいないので、「壊れた箇所から順番に直しましょう。」と言うスタイルなのです。もちろん結果的にはどちらの方法も同じような時期に同じパーツを交換する事になるのですが、それでも支払い金額が数ヶ月違うと言うのは重要な事です。当然ですが、「あまり車を預けている時間が無いので、可能性のある場所はすべて一気に直してしまいたい!」と言う方には同時にすべて修理する事も可能ですので、修理内容説明のお電話の際にでもお申し付け下さい。
本日は以前に当店で販売したO様のトヨタ・セルシオのエンジンオイルの交換を行いました。前回のオイル交換は車検でお預かりした約半年前なのでかなり汚れていました。走行距離は全然走っていないのですが、やはり酸化と近所の短距離がメインな使用環境による劣化は激しかったみたいです。最近「エンジンの大きい車は小さい車みたいに高回転を使う事はほとんどないから、エンジンオイルは劣化しないし交換なんてしなくて大丈夫。」と言う意味不明な自信を持っている方をお見かけしますが、これはとんでもない話です。確かに今回のセルシオのように4300ccもの大排気量車だったら、普通に使用していれば3000回転以下で不自由無く走れます。しかし、常用回転数が低くてもエンジンから発生する熱はとんでもないレベルなのです。排気量が大きいと言う事は、必然的にピストンや燃焼室の大きさも大きくなります。大量のガソリンを燃焼室に送り込んで爆発させる事によってエンジンを動かしているのですから、発熱量は小さい車とは比べモノになりません。そんな大きなエンジンの冷却や潤滑をすべて引き受けるエンジンオイルが汚れてしまって性能が劣化してしまっていたら、当然エンジンにはダメージが行きます。大きいエンジンの車は修理代も小さい車よりも大きくなります。意味不明なウワサに惑わされず、これからの暑い時期を迎える前にきちんとメンテナンスをしておく事をオススメします。
結構前の話になりますが、仲良くして下さっている業者さんがポルシェ・911カレラ(930)のボディを売却されたそうですが、予想以上の100万円と言う高額で売却されたそうです。売却したボディはエンジンもミッションも内装も何も無い状態で、本当にボディと書類だけの状態だったのですがそれでもこの金額まで行くと言うのは驚きでした。私もたまに「空冷時代の911はどのモデルもとんでもない値段になっているから、自分でボディやエンジンを買って仕上げた方が安いんじゃないか?」と相談されますが、実際にやってみると確実に後悔すると思います。以前にバイクのブログでも紹介しましたが、ボディだけの状態から車やバイクを仕上げて行くのはとんでもない時間と労力とお金が必要となります。まず空冷時代の911のボディやエンジン、ミッション等の主要パーツを集めるだけで数百万円はかかります。そこから内装や外装を揃えたりしたら、市場に出回っている車両の60%くらいの金額は簡単にかかります。またヤフオク等で売っているエンジン等は、事故等の激しい衝撃によってエンジン自体にクラックが入っていたりするのでまともに使えるかどうか怪しいモノも多いです。もし全部のパーツが使えるとしても、このパーツ達を組み上げるのにどれだけの時間と労力が必要なのかを想像してみて下さい。そしてもしベース車とパーツを揃えて組み始め、「やっぱりちょっと厳しいかも・・・」等と思ったらもうオシマイです。車はバイクと違ってベース車もパーツもとんでもないスペースを必要とします。家族から冷たい目で見られるのに耐えられなくなって、二束三文で売り払う事になる確率は非常に高いと思います。「自分の労力は惜しまないから、なるべく安く手に入れたい!」と言う気持ちは解りますが、相当の技術と覚悟がなければほぼ100%大きなマイナスになるのでご注意下さい。