先日、友達と車の話をしていたら友達の奥さんから「車に詳しくないと輸入車って抵抗あるよね。」との意見が・・・どんな部分に抵抗があるのか聞いてみると「やっぱりトラブルとか多い感じだし修理費とかの維持費も高そう。」との事でした。確かに車をあまり知らない方はこのようなイメージを持っている場合があります。メーカーにもよりますが１９８０年代くらいは輸入車はかなり特殊な壊れ方、日本車ではありえないトラブルもあったみたいです。しかしそれは既に過去の事で１９９０年代からの輸入車はほぼ日本車と同じクオリティを持っていると言って良いと思います。もちろん状態の悪い車であればトラブルは多発する可能性はありますが、それは輸入車も日本車も同じです。また、修理費も昔は現在のようにインターネット等で情報が溢れていたワケではなく、ほぼディーラーのみでの整備でした。情報が少なくて修理出来る場所が少ない。需要はあるけれども供給が少なければ単価ももちろん上がります。しかも昔は修理費や維持費が高価である事がステータスになっていた時代でもあったのです。また、考え方の違いもあります。例えば、水温計等の計器類も輸入車は結構敏感な設定になっているので渋滞にはまったりすると水温計等はすぐに上昇します。日本車はオーバーヒート直前までほぼ動かない設定になっている場合が多いです。日本車に乗っていた方が輸入車に乗り換えるとすぐに水温計が上昇するのに驚いて、故障だと思いディーラーに文句を言いに行くなんて言う話も良く聞きます。このような考え方や設定の違いから輸入車は壊れる、難しい等の悪いイメージが定着してしまったのでしょう。今はどんな車種でも情報は手に入りますし、パーツもネット等で安く手に入ります。リビルドや程度の良い中古品等、選択肢も増えました。このような環境の変化から輸入車はとても身近なモノになったと思います。日本車と同じ感覚で他国の伝統や独特の味わいを手軽に楽しめると言う事は昔から考えると非常に恵まれていると思います。イメージだけに囚われず、自分の好きな車を選んでみてはいかがでしょうか？