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インターネットの発達によって自動車業界も昔とは比べモノにならないレベルで便利になりました。オーナーさんの生の声が聞けたり、故障した時のパーツの発注や海外のパーツの取り寄せ等も個人で簡単に出来ます。値段も安いモノから高いモノまで手軽に比べられますし、選択肢も非常に増えました。しかし、選択肢が増えたと言う事はハズレを引く確率も上がると言う事になります。1番ハズレを引きやすいのがOEM製品です。OEMとはOriginal Equipment Manufacurerの略で、簡単に言うと「ブランドマークの付いていない同じパーツ。」の事です。例えばポルシェが故障したとします。するとディーラーや修理工場で故障箇所を断定し、パーツを取り寄せます。この際にポルシェからパーツを取り寄せると純正価格となります。しかし、ポルシェはそのパーツを自社ではなく提携会社や子会社等の関連企業に造らせているいます。つまりポルシェは発注しているだけなのです。そして関連企業が造ったパーツをポルシェが自社のマークを付けて販売するのです。余談ですが、近年のポルシェはパーツに自社ロゴを入れていません。ほとんどが親会社のフォルクスワーゲンのマークになっています。そして、関連会社からポルシェを通す事によって価格の上乗せがされます。関連会社から出荷される値段が5万円だったパーツが、ポルシェを通す事によって20万円とかになるのです。「お金はいくらかかっても良いので、すべて純正パーツで修理する!」と言う裕福な方はともかく、マークが入らないだけで15万円安くなるのであれば私のような一般ユーザーはそちらを選びます。このような情報が手に入りやすくなったので、昔は維持が難しかったクセのある輸入車もかなり身近になったのです。しかし、ここで大きな落とし穴があるのです。調べた事がある方ならご理解頂けやすいと思いますが、OEMを謳うパーツの値段もそれぞれなのです。なぜ同じパーツなハズなのに値段に大きな差があるのか?答えは簡単で、質の悪いモノだから安いのです。ネットで海外メーカーのパーツも簡単に輸入が出来てしまうので、きちんとした知識を持っていないのにクラッシクな輸入車のパーツを扱っている業者がたくさんいます。良く解っていないので安価な粗悪品を業者自体が買ってしまう事も多いのです。適合しないパーツを堂々と適合すると言って売っていたり、どう見ても右側のパーツを左側用として説明していたりとやりたい放題です。そして、メーカー側が関連企業を途中で変更する場合もたくさんあります。残念な事にそのような事を何も知らないで専門店を謳っているお店が非常に多いのが現状です。ヒドいとOEMではないのにOEMとして売っていたりするので、もうどうにもなりません。きちんとどこのお店なら大丈夫かと言うデータと付き合いがある店の紹介する商品が1番安全です。純正20万円、きちんと理解しているショップの勧めるOEM10万円、ネットの良く解らないショップの一応OEMと言っているパーツ5万円。そして修理はパーツ代だけで済むワケではありません。これに工賃が発生します。例えば工賃が10万円の修理だったとしましょう。純正品を使った場合は合計30万円、ショップのOEMで20万円、良く解らないショップのOEMで15万円となります。値段だけ見れば良く解らないショップのモノが1番安いのですが、これはいつ壊れるか解りません。もし壊れたら、また10万円の工賃がかかるのです。そして、さすがにすぐに壊れたら同じ安いパーツは使わないと思いますので、きちんとしたショップのOEMを使うと思います。すると、最初にかかった15万円に20万円がかかるので合計35万円かかる事になります。安さに目が眩んだ結果、純正パーツで修理するよりも高くなってしまうのです。そして、粗悪品の恐ろしさはこれだけでは済まない場合があります。質の悪いパーツを使う事によって他の故障していない部分まで壊してしまう可能性も充分にあるのです。今回はベアリングを例にご説明しましょう。
最初にテストしたのが質が悪いで有名な某国で生産されたベアリング、後からテストしたのがドイツ製のベアリングです。どちらが高性能か一目瞭然です。ちなみにこの動画だけを見ると「回転のための抵抗がちょっと多いかな?」と言うだけの印象しか受けないかもしれませんが、これはとんでもなくキケンな事です。ベアリングを単体で見たらそんなに大した事がない印象かもしれませんが、ベアリングはものスゴい多様な場所に使われています。ベアリングの質が悪く、抵抗が多いためにそのベアリングを回している機関にムダな抵抗が増え、違うパーツが破損したり動力源となっているモーターやエンジンが故障したりする事もあるのです。数万円を節約しようとした結果、数十万円が出て行ったと言う事は非常に多いです。インターネットで手に入る、たくさんの選択肢の中からきちんとしたモノを選ぶ事が重要な時代になったと強く感じます。値段だけに踊らされずに、きちんとしたモノを選んだ方が後々安く済むと言う事を覚えておくと良いと思います。
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