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先日、数年前に車をご案内させて頂いた方から久しぶりに連絡を頂きました!以前ご案内させて頂いた愛車も変わらず好調で、車好きなご家族のみなさんもお元気そうで何よりでした。ご連絡頂いた理由は最近BMWの3シリーズ(E90)が気になり始めたので、ブログで紹介して欲しいとの事。以前ご案内した方からリクエストを頂けるとは嬉しい限りです!ぜひご満足頂けるように頑張ろうと思います。それではまずE90の概要から見て行こうと思います。ボディサイズは全長×全幅×全高:4540mm×1815mm×1440mmとなっています。全幅は1800mmのモデルもありますが、これはドアハンドルのデザインの違いによって生じた差のようです。ちなみに全幅と全高は2モデル前のBMW・5シリーズ(E39)とほぼ同じです。全長だけ5シリーズの方が約200mm長いですがそれ以外は同サイズと考えて良いくらい似ています。最近の車は新しくなればなる程大型化されていますが、いつの間にか5シリーズに3シリーズが追いついていたんですね!ちなみに日本車で例えるとトヨタ・アリスト(JZS16)がほぼ同じサイズです。こちらも同じく全長だけはE90より300mm長いです。車重は1番ベーシックな2000ccモデルで1470kg、上級グレードの3000ccクラスで1620kgとなっています。これまたE39の1580kgと同じような感じです。エンジンは基本的に直列4気筒と直列6気筒の2種類でディーゼルの設定もあります。ちなみにディーゼルエンジンのモデルは日本ではかなり希少ですので、探されている方はそれなりに長期戦を覚悟した方が良いかもしれません。動力性能は最強の3000ccターボを搭載する335iMスポーツパッケージで306ps、1620kgなのでパワーウエイトレシオ5.29kg/psです。この数字はトヨタ・チェイサー(JZX100)やスバル・レガシィB4(BL5)の280ps、1480kgと同じと言えばイメージしやすいかもしれません。乗った時のフィーリングですが、これは比較した車や長く乗っていた車にとても左右されるのであくまで参考程度にして下さい。ちなみに「ステアリングを切ると素直にノーズがインに向く。」や「高速道路で風切り音が聞こえないくらいの静粛性。」等と言うインプレッションは一切ありません。私の愛車はステアリングをちょっとシビアに切るとリアからぶっ飛んで行きそうになりますし、高速道路等では排気音やエンジン音で風切り音どころか同乗者との会話も微妙なレベルの車です。他の車なら何乗っても快適に感じてしまうドライバーが乗った感想と言う事を前提にご覧下さい。E90に乗ったのは結構前で、乗ったのが直列6気筒モデルと言う事以外は覚えてませんが「相変わらずのBMW。」と思ったのは覚えています。BMWの代名詞的になっているシルキー6と呼ばれる直列6気筒エンジンは相変わらず滑らかですし、ボディ剛性も相変わらずです。時代の変化からか、昔のドイツ車特有の金属音のようなドアの開閉音は重厚感のある大人しめの音になっています。FRに拘り続けたBMWですので、どのモデルもFRの楽しさを味わえるのもポイントでしょうか?もちろん搭載されるエンジンによって重さもパワーも違いますが、そんな事を忘れてしまうくらい楽しいです。正直な話、BMWもメルセデスベンツもアウディも、どのモデルもやはり一貫して同じフィーリングがあるので似たような感覚にはなります。バブル当時に大人気だったE30も最新のF30も方向性は同じだと感じるのです。もちろんデザインや造りは全然違いますがE30のT字型の味のあるシフトレバーを動かしても、E39のいつ液晶ドット抜けするか不安になるエアコン等の赤い表示を見ても、そしてF30の相変わらずのキドニーグリルを見ても「やっぱりBMWだなぁ!」と感じるのです。ちなみに近年のBMWは故障は1990年代に比べるとかなり少なくなっていますが、それでも日本車と同じとは思わない方が良いと思います。固体によってはそれなりに壊れますし、修理費も日本車よりは高い事を意識しておく事が必要です。グレードやエンジンのパワーの説明をしてしまうととんでもなく長くなってしまうので、詳細は専門サイト等をご覧下さい。最後に私が今まで見て来たBMWの値段の動きを説明をさせて頂きます。これまた私の個人的な見解ですので参考程度でどうぞ。まず、ご存知の通り3シリーズはBMWのラインアップで1番販売台数の多い車種です。売れていて市場に出た数が多いがゆえに、モデルチェンジすると旧型がとんでもない勢いで中古車市場に出回ります。数多く出るので相場は非常に安くなります。新型に乗り換える時にディーラーで下取りに出した方はまだまともな下取り金額を提示されると思いますが、新型が出てから普通に売る方には悲惨な数字が待っています。1989年1月まではBMWの最安グレードは318iの348万円でだったのですが、1989年4月から318iが298万円と価格を変更しました。「300万円でBMW!」や「毎日コーヒー1杯分のローンでBMW!」と言う新聞広告を見た記憶がありますが、確かこの年代だったと思います。ちなみにローンの返済金額から1日のコーヒー代を計算してみたら高級ホテルのラウンジ級の金額だった記憶もあります。この年代からBMWもメルセデスベンツも旧型の値崩れが加速されて行ったように思います。最初はゆっくりでしたが次第に加速され、今では2世代も前のモデルになれば日本車の2000ccモデル以下の金額になってしまっています。多くの日本人に見られるブランド信仰と新型最上主義?を見事に手玉に取った輸入車メーカーの戦略はビジネス的には素晴らしいと思います。しかし、私や今回問い合わせ頂いた方のように自身に拘りがある車好きからすれば、現在の市場の動きは大歓迎だったりするのです。先代モデルと言うだけで、価格の安い凝った車が楽しめるのですから最高です!狙い目はやはり2モデル前くらいでしょうか?E90はもう少し待った方がお得感が出て来るように思えます。最後に1つだけ重要なアドバイスをさせて頂きます。上記のように最近の輸入車はちょっと前のモデルならかなり安く手に入りますし、維持もかなり楽になって来ています。しかし、いくら最新車でもきちんとメンテナンスをして、適度に乗っていないとダメになるのは昔のモデルと一緒ですのでご注意下さい。そして、値段が落ちやすいと言う事は自身が売る時の買取価格も安くなりやすいと言う事です。もし購入予定の車が数年で乗り換える可能性があるなら、購入タイミングを熟考する必要があります。新車保証が切れる時期や次期モデルが出るタイミング等を見て考える事をオススメします。

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