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中古車を買う時に、「この車って何kmまで乗れますか?」と質問して来る方が結構います。日本人は「走行距離10万kmで乗り換えないといけない!」と言う固定観念が強いので、走行距離が多めな車は心配みたいです。個人的には「車はメンテナンスし続ければ死ぬまで乗れる。」と思っています。メーカーによっては死ぬまでどころか、孫の世代まで乗れる車を造っていたりするので10万kmなんてまだまだ慣らしレベルです。しかし、注意しなければいけないのは、「きちんとメンテナンスをする。」と言う事です。どんなに頑丈で耐久性のある車でも、消耗品は必ず使われています。エンジンオイルやベルト類のゴムパーツ等の超基本的な消耗品から始まり、エンジンオーバーホールやミッションオーバーホールと言った重整備までをきちんとやる事が長く乗る条件です。先日、460万kmを走行したメルセデスベンツ・240Dが、メルセデスベンツ・ミュージアムに寄贈されましたが、オーナー様はオリジナル以外に2機のスペアエンジンを保有されていて、11回のエンジン載せ替えを行ったそうです。購入した時に既に22万km走行していたので、このオーナー様は438万kmを走った事になります。438万kmを走るのに11回のエンジン載せ替えをしたので、1回の載せ換えで約40万kmを走行した事になります。このベンツのオーナー様だった、グレゴリオス・サキニディス氏はギリシャでタクシーとしてこの240Dを使用していたそうですが、車体も非常にキレイで460万kmも走ったとは思えない良質なコンディションだったそうです。ちなみにグレゴリオス・サキニディス氏はこの愛車を23年前にドイツで購入してギリシャまで運転して帰ったのですが、今回はメルセデスベンツが「23年前と同じように、メルセデスベンツでギリシャに帰って頂きたい。」と新しい愛車になるメルセデスベンツ・C200SDIのキーを渡したそうです。この類の話を聞くと「私だったら自分が死んでから、家族に寄贈してもらいたいな。」と思ってしまいますが、もしメンテナンス等を自信で行っていて、年齢的に自分でのメンテナンスがツラくなって来ているのであれば最善の選択なのかもしれません。自身でメンテナンスをする事によって、愛車の維持を可能にしているのであれば、自身がメンテナンス出来なくなると言う事は愛車の死を意味します。長年愛用して来た愛車がダメになるくらいなら、生まれたメーカーのミュージアムで余生を送る方が愛車にとっても良いのではないでしょうか?日本にいる限りは460万kmは無理でしょうが、私が年齢的に愛車に乗れなくなった時の走行距離が何kmになっているかを楽しみに待ちたいと思います。
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