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先日の話なのですが修理でお預かりしていたお客様の愛車の修理が完了し、代車と愛車の入れ替えをした途端に違うお客様から故障の連絡が入りました。こちらも症状を聞くとしばらくお預かりが必要な感じだったので、「タイミングが良いのか悪いのか知りませんが、代車が本日戻って来たので入れ替えで使って頂けますよ。」とお伝えすると笑ってました。ちなみにこちらのお客様はラジエター関係のパイプが経年劣化によって裂けてしまい、クーラント液が噴水の如くエンジンルーム内に噴射されると言う古い車特有の症状です。せっかくお預かりするので、以前からちょいちょい出ていた音の原因も一緒にお調べしようと思います。今回の例もそうですが、古い車は夏だろうと冬だろうと壊れる時は壊れます。確かに夏の暑さは車にとっては最悪です。エンジンオイルやクーラント液等の冷却系は酷使されますし、エンジンルーム内のゴムや樹脂類のパーツも熱でどんどん劣化して行く時期ですので、「夏を乗り切ったから、今年はもう大丈夫だ!」と言う気持ちになるのも解らない事もないです。しかし、冬になると今度は冷え方のレベルが違って来ます。場所によってはマイナスに突入する場合もあるので、長い時間走って高温になったエンジンルームのゴムや樹脂類のパーツが、今後は急速に冷やされるのです。これが乗る度に繰り返させるのですから、弱っているパーツは当然破損します。冬は確かに冷たい空気で、熱による害はほとんど無い時期ですがそれでも油断は禁物です。古い車は定期的にオイル量やクーラント液等の確認をするようにして下さい。

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