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当店のお客様から「そう言えばニスモとオーテックって何が違うんですか?」と言う質問を頂きましたので、簡単に当店なりの見解をご案内しようと思います。ご存知の方も多いと思いますが、「ニスモ」と「オーテック」の2社は日産のサブブランドです。ニスモは「Nissan Motorsports International」、オーテックは「AUTECH JAPAN」を省略した呼び方でとなっています。一般的には「日産車をベースとしたカスタムカーやチューニングカーを造る2社。」と言うイメージですが、歴史や基本的なスタンスがちょっと異なります。ニスモは名前の通り、日産のモータースポーツ活動から得た技術やデータを活かしたチューニングパーツやコンプリートカーを作成しています。オーテックはもともと日産の少量限定生産車を含む特装車および部用品を手掛ける会社としてスタートしており、現在でも日産・マーチ等をベースにオリジナルの外装にカスタムした「日産・マーチ・ボレロ」等を作成しています。このようなイメージが強いせいか、「エンジン等はニスモでオーテックは外装。」と言うイメージをお持ちの方もいますが、実はニスモの看板を背負ったGTマシンのエンジンを開発しているのがオーテックだったり、ニスモのGT-Rやマーチ等はオーテック内のニスモの部門が担当したりと、ほぼすべての部分でやっている事がカブっていたりするのです。さすがに自分達でもややこしくて面倒になって来たのか、2017年にオーテック内に「ニスモカーズ事業部」と言う部門が新設され、日産、ニスモ、オーテックのそれぞれに散らばっていたニスモブランドにかかわる人材やノウハウを集約し、ニスモロードカーの企画から開発、販売戦略までを一手に担うことになったそうですので、今後はニスモとオーテックは「日産のセカンドブランド。」と言う、同じスタンスで考えて良さそうです。個人的な意見ですが、オーテックは日産・ステージア260RSのような化け物ワゴンを販売したり、「社内実験」と言う名目でマーチをミッドシップにした「オーテック・MID-11」と呼ばれるモンスターマシン(あくまで実験車なので名称は通称名。)を開発したりと、何となくメルセデスベンツの傘下に入る前のAMGと同じニオイを感じたりします。そのため個人的には、「大義名分が必要だったり、妙な事をすると色々と世間からの風当たりの強いメーカー直結会社には出来ない、ちょっとアンダーグラウンドなカスタムカー造り。」と言う、古いチューニングショップ的な感じを持っています。現在はカスタムカーやチューニングカーへの規制もかなり緩くなっていますし、世間的にも日本車の新車で600馬力の車を売っても違和感を感じない時代になりましたので、ぜひまたステージア260RSのような驚きの1台を造ってもらいたいです。
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