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当店は古い車がメインなせいかスタッフの感覚も古くなり、良く最新技術を聞くと驚く事がありますが今回はボディの構造について驚かされました。私達の感覚では「ボディ剛性を確保するなら、溶接でロールケージを組んだり溶接でスポット増しをする。」と言う感じなのですが、最近のポルシェ等のスポーツカーはボディ剛性を確保するために接着剤とリベット固定がメインとなっているそうです。最近のポルシェはボディに鉄やアルミ、カーボン等の色々な素材を使用しており、構造は以前と比べてとんでもなく複雑になっています。しかし、色々な素材を使う事によって、軽量化と剛性アップを実現しているとの事。この話を聞いた時は「複合素材だからリベットと接着剤になっているだけであって、同じ事を溶接でした方が剛性は高いのでは?」と思っていたのですが、実際の剛性もリベットと接着剤の方が高いそうです。またこのような技術向上によって、以前はポルシェの測定許容差は±5mmだったのが、現在では±1mmまで上がっているそうです。このように軽くて強いボディとなっているのですが、当然複雑になった事によって修理も大変になっています。昔は「ポルシェはスポット溶接が多くて鈑金屋泣かせ。」等と言われていましたが、現在では普通の鈑金屋さんでは扱う事自体が不可能となっています。特に新しいモデルに言える事ですが、ポルシェを良く知らない鈑金屋さんがお客様に頼まれて修理をしてしまったとします。当然良く解っていない鈑金屋さんなので、ポルシェの指定する機械や技術が無い場合が多く、見た目だけはキレイになっても剛性はまったく基準に満たないのです。もしこの固体にポルシェのディーラー保証が付いていたりしたら、指定工場以外での作業を理由に保証が取り消されるのです。上記のように厳しい基準を設けているだけあって、保証が付く車は修理作業にも厳しい基準があります。最新の車は昔の常識や感覚がまったく通じませんので、ぜひきちんと条件等を確認する事をオススメします。
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