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先日、ポルシェ・911ターボ(964)にお乗りのTさんが「エアコンのコンプレッサーが動かなくなったのでガス補充をお願いします。」とお越しになられました。「ガス抜けくらいなら工場持って行く事もないかな?しかし964系のお約束の時期が来たな・・・」なんて思いながらエアコンガスの補充の準備をしてましたが、圧力チェックをしていたTさんが「あれ?圧力も正常だし、ガスは抜けてないっぽいですね?」と言いました。「ガスが抜けていないのにコンプレッサーが動かないのか・・・って事はコンプレッサーが壊れた!?その前にコンプレッサーは2年前に直さなかったっけ!?」と2人揃って青ざめながら、私は過去の修理データ、Tさんは他の可能性のある部分をチェックしていました。私が「やっぱり2年前にコンプレッサー新品交換してるな・・・じゃあ他の部分!?」と思いながらデータをチェックしていると、Tさんが「すいませんけどワイヤーブラシかサンドペーパーあります?」と聞いて来ました。
「もちろんありますけど、どうしました?」と聞くと「コンプレッサーのヒューズがサビてて、電気の流れが悪いんですよ。今のとここいつが1番怪しいかと・・・」との事だったので、接触部分をサンドペーパーで磨いてやると見事にコンプレッサー復活!何となく2人で顔を見合わせて笑ってしまいましたが、このようなトラブルは古い車では結構多いのです。以前も当方でバックオーダーを頂いて仕入れたトヨタ・ソアラ(GZ20)が、ある日突然エンジンがかからなくなり色々とチェックした結果、バッテリーターミナルの微妙なサビが原因だった事があります。私がぴんぽるに乗り始めた時代から「964のエアコンが効かない場合は、まずはエアコンガスの残量をチェック!」と言われるくらいにエアコンガスの抜けが多い964系ですが、既にクラシックカーの領域に入っているのでエアコンガスの抜け以外の原因もたくさん発生しています。今後は今まで以上に原因判明に時間がかかる個体が増えると思いますが、頑張って探して行こうと思います!
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