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みなさんご存知のように輸入車には「ディーラー車」と「並行車」の2種類あります。簡単に違いを説明すると、ディーラー車はメーカーから日本のディーラーが輸入した車で、並行車は海外の国にある個体を輸入した車です。例えばアメリカにあるポルシェを日本の個人がアメリカのオーナーさんから買って、アメリカから日本に運んで来たような場合が並行車になります。違いは何かと言うと最初に輸入された国によって多少の仕様の違いがあると言う事です。例えばアメリカ並行車だとスピードメーターがマイル表示だったりします。最初にアメリカ用に造られているのですから当然の事です。このように本当に多少の違いだけなのに、なぜか日本では「並行車はダメ!」と言う風潮が見られます。「新車並行車だったら良いけど中古並行車は絶対に止めた方が良い!」等と言う方もいらっしゃいます。最近の車種は中古並行車自体が少なくなって来ていますが、当店が昔から扱っている空冷ポルシェや90年代までのフェラーリ、ランボルギーニ等は並行輸入車がかなり多かった時代です。この辺りの年式だと新車並行車だろうと中古並行車だろうとまったく差はありません。その前にディーラー車と並行車が上記のような小さな違い以外は同じなんですから差があるワケが無いのです。例えば、1990年式のアメリカ並行車のポルシェ・911があったとします。新車並行車はドイツで生産されてアメリカに渡り、アメリカで誰かが買う前に個人が買って日本に輸入した車です。中古並行車はドイツで生産されてアメリカで誰かが買って納車され、その車を個人がアメリカのオーナーさんから買って日本に輸入した車です。1990年と言えば22年前です。どのタイミングで日本に来ていてもほぼ確実に複数のオーナーさんを経ている場合が多いです。新車並行車が良いと言うのはそれなりに履歴がしっかりしていると言うのが主な理由のようですが、22年前の車の記録簿がすべてある車など滅多にありません。複数のオーナーさんを経由していれば新車並行車も中古並行車も同じと思って良いでしょう。この時代の車を探している方からは良く「ディーラー車と並行車どっちがいい?」と質問されます。今までは「別に大した差は無いからどっちでもいいと思う。大事なのは輸入経路ではなく、固体の状態。」と答えていました。以前にディーラーに尋ねてみた事がありますが下記のような解答を頂きました。
Q:ディーラー車と並行車(ポルシェ・911(964)を題材に聞いてみました。)に違いはあるんでしょうか?
A:昔の車種ですので詳しいデータはないですが、メカニック等に聞いてもほとんど一緒と考えて頂いて結構みたいです。メーターがマイル表示だったりと、細かいパーツが違ったりするけれども相互性もあるのでパーツに困ると言う事もないし、もちろん並行車でもディーラーでメンテナンスは承ります。
やはり変わらないみたいですね。かなり古い車種なのに調べて頂いたディーラーの営業さん、ありがとうございました!ちなみに付き合いのあるポルシェ専門店や昔からこの時代の車を専門に扱っている並行業者に聞いても同じ答えが返って来ました。昔の話になりますが、1989年から販売開始されたポルシェ・911(964)はバブル経済の恩恵を受け、とんでもない勢いで売れまくっていたそうです。好景気だったので「早く欲しいからいくらでも良いから売ってくれ!」と言うお客様がたくさんいたため、大量に並行車が国内に入って来たのですが数が多いのでディーラーも修理依頼は並行車を断っていた事があったようです。それが「並行車はディーラーで相手されない。やっぱり買うならディーラー車が安心!」と言う意識を生んだのではないか?と思います。確かに当時は今のようにディーラー以外のポルシェ専門店もなければネットでの情報も非常に少なかった時代ですのでそんな流れになっても不思議ではありませんが今では並行車でもきちんとディーラーでもメンテナンスは受けられますので安心です。逆にこのような意識がまだある方が多いので中古車相場では並行車の方が安い状態です。きちんとした並行車を買えば良い個体を安く買えるのである意味狙い目なのではないでしょうか?現在ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニのバックオーダー受付中です。もちろんオーダーだけでなく「考えているんだけど、どう言う固体を買って良いか解らない。」や「買った後の維持費が不安。」等の質問や相談もお気軽にどうぞ!
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